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輻射熱について再び




以前も書いたが、再度輻射熱について。

一種の光で真空空間も貫通してくる。
部屋の暑さ、寒さを決めるのは
放射熱による体感温度である事は
意外と理解されていない。

また「快適」という表現があるが、
個人差はあるものの
そこで暮らす人がどのように感じるか
ではないだろうか。

輻射熱(放射熱)という言葉を知らなくても
みんな実感している。
たとえば鉄板焼きの鉄板の前にいると
ほてりを感じる。
あの現象が放射熱によるもの。
あらゆる物質は放射熱を発している。
だから空気の温度が低くても
壁や窓ガラス・天井の表面温度が高ければ
暖かく感じる、
あるいは暑く感じる、
低ければ寒く感じる。

家の断熱性を高めることが大事なのは、
壁や窓ガラス・天井などの
表面温度を適切に維持するためなのだ。

きちんと断熱された家は、
冬でも包み込まれるような暖かさがあって快適。
繊維系のものでの天井断熱では効果ない事は明らか。

これから家を建てたり、リフォームしたりする人には
ぜひ「放射熱(輻射熱)対策」をどうするか検討してほしいね。