小さな省エネ努力をしよう:室内の空気の汚れ




いよいよ暖房の季節になってきました。
本格的な断熱での省エネ効果は
言うまでもありませんが、
ちょっとしたケアも大切です。

皆さんはエアコンのフィルターの掃除はされていますか?
ちょっと外して水洗いでよいと思いますが、
結構埃や糸屑の様なものが絡みついていると思います。
そのままでは、
空気の流れが微妙に悪くなり、
機械に負荷が掛かるのです。
また設定温度に到達するにも
時間が掛かると言われています。

室内の空気の汚れは、
外の空気の数倍にもなる様です。
具体的な例としては、
網戸は内側の方が汚れが多いのです。
自分で洗ったことが有る人はお分かりでしょう。

浴槽に設置してあるエアコン(フィルター)は汚れがひどく、
定期的に掃除をしないとカビの発生になります。
水分が多いだけにカビのリスクが大きいです。
さらに洗濯機のフィルターも結構糸くずが絡まっています。
水の流れが悪くなり、モーターに負荷が掛かる。
これもこまめに掃除をする必要があります。

soujiki_woman
お掃除好きなお母さん。
窓を全開にしてクリーナーをかけていますね。
窓を全開にするのは
汚れた室内空気を交換(換気)の目的ですが、
実はあまり効率的ではありません。
自然換気では完全に室内の空気を交換できません。

というのは日本の家屋は家具が多く
気流の妨げになっているからです。
それは止むをえないとして、
全開することで逆に土埃を含んだ外気の浸入もあるのです。

クリーナーは吸引力で埃を吸ってくれるわけですが、
効果的に行うには締め切って行うべきです。
フィルターの目詰まりが多くなると
これも運転に負荷がかかり
電気代に影響がでてきますね。
一度フィルター(特にヘパフィルター)の溝の状態を
観察していただくとよく分かりますよ。
結構土埃がたまっています。

高気密住宅では
掃除機のフィルターの土埃のようなものは少なくなります。
その結果、フィルターの取替え回数も減らすことができ、
ちょっとした節約になります。