すでに夏がおわり、
この話題はタイミングとしてずれているかもしれない。
しかし、多くの人が有効と思っている、
また思わされてきた。
小屋裏(屋根裏)空間の
熱気を散らす目的と理解していた。
しかし、何度も言うが
小屋裏の熱気の主な犯人は輻射熱なのである。
北米ではこのことに早くから気づいており、
小屋裏での通気は科学的根拠がないとも言われてきた。
小屋裏をのぞいて
他の空間は完璧に気密に作られたとしても、
小屋裏での空気交換は一時間3~6回となり、
この交換率では精々伝導熱を2~3%低減させるのみ
ということだそうだ。
人間は風が当たると涼しく感じるので、
躯体も同じだと錯覚を起こされているとしか思えない。
これまで誰もこのようなことを実験により説明してこなかったのだろうか?
今まで何人の人が、二階が暑くて困っていたか?
また、二階は暑いのが当たりまえと思ってあきらめていたか?
疑問にも思わなかったのか?
自ら屋根断熱に切り替えてはじめて
今までの慣習は根拠がなかったと理解するしかないのだろうか?
断熱に携わる関係者には、よく考えていただきたい。