断熱を振り返るとまだまだ認識が不足している様に思う。大手ビルダーの認識が一番低いといえるのではないか。結局断熱材の評価基準が熱伝導率のみである事が原因ではないかと思う。
断熱は気密が併用してないと、蓋のあいたアイスボックスと同じ事になる、誰もが分かっていながらそこに具体的な対策を講じないのは無責任と思う。巨額な投資をした施主のために建てているという事を忘れてはいけないですね。
省エネ住宅の基本は気密・断熱なので、省エネ機器はあとから検討すればそれで十分。気密が取れてないと換気も効果的に行われていない事になり、空気漏れの大きい住宅が今でも多いと思う。
2020年に向けての断熱義務化に関しても、単に地域別に要求される断熱材の厚みを確保すればよしと考えるビルダーが存在するようであれば、何のための義務化か意味がなくなる。それらを考慮し、取り組みは本当に真剣にやってもらいたい。
まともな省エネ住宅で、温度差がなく光熱費も少ない住宅は建築可能と聞いており、すでに出来上がっているのもある。
これから施主も施工管理者的な気持ちで自分の家の建築に立ち会って欲しいですね。