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アイシネンは高いだけあって評判が良い?





アイシネンという吹き付け断熱材がある。
知人の工務店で施主からの強い要望で施工をしたそうだが、実際に住んだ施主からの評価がかなり高いとの事で(価格も高いらしいが)、今後もアイシネンを施主に薦めていこうと考えているそうである。

HPを見るといいことばかりが書いてあり(本来そうでなければならないのであたり前のことだが)一つ面白い項目に気が付いた。

エアバリヤーという事が書かれており、空気透過量が○○とある。調べていくとエアバリヤーという言葉が検索でも出てくる。北米にはエアバリヤー協会というのも存在しているようである。

住宅からの空気漏れを防止しないと本当の省エネ住宅にはならないという事を言っており、断熱材単体での空気透過量を0.02㍑/s・m2@75Pa以下のものをエアバリヤーであると基準値を設定している。75パスカルの風圧は結構大きな風圧であり、この圧で風を送り、一秒間に㎡当たり0.02リッター以上の空気が透過してはエアバリヤーとはいえないというもの。

繊維系の断熱材でこのような試験をされたら殆どすべてNGになるだろう。アイシネンは0.009㍑と記載があり、従来の常識からみるとユニークである。繊維系の断熱材で空気が透過しない方策を別途用いるには防湿シートでの対策しかないからね。

しかし、いつも書いているように防湿シートの耐久性と現場での取り付けから判断すると持続性はないだろう。繊維系をシートで包んだものも、包んでいるだけであり壁内での気密が確保できているわけではない(元々水蒸気の制御のためのシートであるので無理もないが)。

そんなことでアイシネンを吹き付けた家に住んだ人は、アクアフォーム(訴訟されているらしいが)など、他の吹き付け断熱材と比較はできないまでも概ね満足(というか期待はずれはないのであろう)というのが評判となって他の人に広がっていると思われる。
聞くところでは、著名人やスポーツ選手などの高額な家や文化財での施工実績が数多くあるらしい。

ただ、価格が繊維系やその他の吹き付け断熱材の比ではないらしいので、低価格住宅を求める人には無理だね。