漆喰の性能

ketsurowotomeru
漆喰は面白い。
shikkui02
面白い理由は、
先人がここまで知っていたかどうかは別にして、
以下の通りです。

*乾燥後CO2を吸収して硬化していく。
*アルカリ性(pH=12)により長期間の抗菌力がある。(防かび性)
*ホルムアルデヒドを分解する。臭いも吸着分解する。
*調湿機能を持つ。
*汚れが着き難い。
*多孔質表面積で光を拡散させ、柔らかな空間を作る(内装での使用)
*メンテフリーで持続する。

であり、ヨーロッパでは疫病の予防を目的に
漆喰の抗菌力を建築環境に取り入れてきました。
また日本でも調度品をカビから守る
白壁の蔵に使われたものです。

しかし塗り職人が少なくなった事で採用率が下がり、
特殊物件とこだわりのあるビルダーさんが
差別化の為に採用されていると聞きました。

原材料は石灰岩
(珊瑚が堆積化石になった石灰石で主成分は炭酸カルシューム)を
高温で焼いて炭酸ガスを放出し、
その後水と反応させ消石灰にする。
これを再度水や顔料と混ぜて塗る。
塗った後、空気中のCO2を吸収して
元の石灰岩と同じ炭酸カルシュームに戻るという
面白い自然素材です。

寝室やリビングにはいいですね。
外壁の場合は太陽光を反射させ、
いわゆる遮熱する為、
他の躯体の様には温度が上がらない。
これと断熱材の組み合わせは面白いですね。



漆喰の性能」への1件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。